Saturday, January 26, 2019

Masia House


”マシアハウス” スペインのカタルニア地方の田舎でよく見られる伝統的な石作りの家のことを言います。16ー18世紀に建てられたものが多く、この形も色もサイズもばらばらな石が壁いっぱいに積まれた建築物がある事はカタルニアの田舎村の大きな魅力とも言えます。カタルニア出身のアーテイストのジョアンミロの作品の中にも幼少期を過ごしたカタロニアの田舎の風景や、マシアの建物を幾つか見ることができます。
長い年月とともに、壁は劣化して損傷したり、セメントで上から塗り固められたり、いろいろと趣きを変えていますが、数百年もの歴史を刻んだこのアース色の建物は広大な自然の風景に馴染んで、なんとも言えない落ち着きを与えてくれます。最近ではセメントで上から塗り固められた壁の一部を削って、石のボコボコした部分をデコレーションの一部として、剥き出しにしてインテリアの一部として見せたりして楽しんだりもするようですね。


私の住んでいる家の二階から一階に降りる階段の突き当りにも剥き出しの石壁があります。ここがただの白壁だと面白みに欠けますよね。石壁がなんとも言えない味を出してくれています。




こんな風に一見ただの壁に見えても、その一枚下には石が積まれているのが見えます。

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